ブログ

遊びと仲間の中で豊かに育つ幼稚園 東京女子学院幼稚園のトップ > ブログ

副園長のつぶやき

2021.05.21

 幼稚園に慣れてきて、担任の先生のことが大好きになってきた年少組の子どもたちは、クラスでも、園庭でも先生といっしょなら、安心という姿が見られるようになってきました。

 年中組は、クラスで飼っているカメ(チョコ、カメチ)をめぐって巻き起こる、イメージの世界の遊びに夢中です。カメがいなくなったり、贈り物や手紙が届いたり。そのたびに、クラスで「だれがやったんだろう?」「みんなで亀を守ろう」と一致団結して、話し合いながら進めています。誰も「嘘だ」とは言わないのが、4歳児の育ちです。給食の時に、隣に座って気が合うようになり、友達になった子もいるようです。これから、いろいろな紆余曲折を経て、友達がいないといられない時期につながっていきます。

年長組は、クラスごとにお店屋さんの計画を立てています。こいのぼりづくりで、クラスで一つのものを作った経験から、「ああしたい」「こうしたい」と自分の思いを言うだけでなく、理由を伝え、それに賛同したり、話し合う姿が出てきました。仲間と連れ立って、虫取りや、鬼ごっこ、砂場あそびや、難しい鉄棒やうんていに取り組む姿も見られます。

各学年、クラスとしてのまとまりが出てきた一方で、気になる姿があります。それは…

転んだときに手が出ない子どもが増えている

ということです。

コロナ渦で、おうち時間が増えたことが影響しているのでしょうか?

転んで、前歯や、おでこを打つ子どもが毎日います。特に年少さんは、園庭で走っていると誰かが転びます。

体の使い方が下手だな。と感じます。

どうぞ、時に公園などで走り回ったり、追いかけっこのように身をこなしながら走る経験をたくさんしてください。友達とが無理なら、親子で追いかけっこをしてみてください。

跳ぶ、よじ登る、押す、引く、しっかり掴まる、ころがる…外遊びの中には、いろいろな要素が含まれています。「できる・できない」ではなく、「楽しく体を動かす」ことが大切です。

幼稚園では、正課体操のプログラムに、体幹を感を育てる動きを取り入れた運動を意識的に入れることにしました。

親子でも、ぜひたくさん体を動かす遊びをしてみましょう。